先生、疲れませんか?
つい長くなってしまいます
「先生、疲れませんか?」とたまにお客様から尋ねられることがあります。施術が長くなると、80分くらいになるからです。本当はあまり長く施術しない方が良いのです(好転反応が出るからです)が、時にお客様の身体があまりにも硬いとつい全身を緩めようとして、長くなることがあります。そのような時に、たまに「先生、疲れませんか?」と尋ねられることがあります。私は、施術をしていて疲れることはないです。私の施術=気功整体の施術は、基本的に気を流しているだけですので、力は一切使っていません。お客様の身体をみて、気の流れの悪いところを緩めて、気の流れを良くしているのです。
施術中は、お客様の身体と対話をしています。相手の身体が、「ここを触って欲しい」とか、「ここは触らないで欲しい」とか、「ここは、こんな風に捻じって欲しい」とか身体が言っているのを聞いて、その通りにしているだけです。
気の流れは施術者も心地よい
気を流すときも、外にある気が私の身体を通って、相手の身体に入っていくのを感じているだけです。「あぁ、気が流れているな」と感じているだけですから、疲れるというより、むしろ気が流れているのを感じて、私も気持ちが良いです。ですから、施術で疲れることは、ほとんどありません。ただ、時に立ちっ放しで座りたいなと思うことはありますが、お客様の身体がもっとそこを触っていて欲しいと言うので、座らないでいることはあります。
疲れる時は、「身体の鈍い」お客様と施術の後にお話しする時です。前の「院長日記」に書きましたが、「身体の鈍い」人というのは、身体の変化に鈍感です。つまり、緩んでいるのに、判らないのです。ですから、施術後に私の感覚から言えば、かなり楽になっているはずなのに、当人は「あまり変わらないなぁ」などとおっしゃいます。そういう時は、疲れを感じますね。
身体の敏感な人(若い人はやはり敏感な方が多いです)は、施術後に顔つきが晴れやかになり、「すっきりしました、ありがとうございました」とおっしゃいます。そうすると、疲れなどは一切感じません。
疲れる時
そして、身体の鈍感な人ほど、リピートして通って欲しいのですが、なかなかリピートしない方が多いです。それに対して、敏感な人は、もうほとんど凝りや痛みが取れているのに、やはり感動したのでしょうか、「今度はいつ来たらいいですか」と聞かれる方が多いです。身体の鈍い方への説明不足なのが、今の課題だと考えています。気功整体を受けられて、「何も感じない人」ほど、身体がカチカチになっているので、そのままの状態で、身体を緩めなければ、将来必ずひどい症状に見舞われると思います。
腰痛や肩こりのうちに、ちゃんと身体をケアしてあげると、身体は元気になっていきますが、それを放っておくと内臓機能や心臓、脳などに症状が出ることがあります。
そのようなことを考える時は、疲れを感じますね。
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